埼玉県内の県指定文化財のうち、旧新座郡エリアのものをまとめた。
有形文化財
指定番号 |
名称 |
所在地 |
概要
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埼文指第258号 |
平林寺 |
新座市野火止 |
惣門・三門・仏殿・中門の四棟。臨済宗妙心寺派の寺院及び専門道場。寛文3年、松平信綱の遺志により、子の輝綱が岩槻から現在地に移す。
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埼文指第438号 |
木造他阿真教上人坐像 |
新座市道場 |
南北朝時代。寄木造、玉眼、彩色。像高83.7cm。他阿真教上人は、時宗第二祖で法台寺開山。
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埼文指第320号 |
野火止新田開発関係資料 |
新座市立歴史民俗資料館 |
9点。寛文元年の検地帳6冊のうちの5冊と、同年及び2年の年貢割付状4通。
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埼文指第456号 |
平林寺文書 |
新座市野火止 |
22点。戦国~江戸時代初期。岩槻太田氏及び小田原北条氏の発給文書8点を含む文書。作成当初の姿を伝える。
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埼文指第220号 |
法台寺板石塔婆 付致得元年銘の板石塔婆一基 |
新座市道場 |
10基。六字名号塔婆。時宗の特色を持つ。「致得」は「至徳」か。
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埼文指第201号 |
板石塔婆 |
朝霞市博物館 |
2基。正安3年銘。変形不動曼荼羅と変形五輪塔を刻む。
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埼文指第386号 |
宮戸薬師堂山経塚出土 経筒及び外容器 |
朝霞市博物館 |
4口。12 世紀後半。鋳銅製の経筒と常滑製の外容器のそろった好資料。
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埼文指第421号 |
花ノ木遺跡住居跡出土遺物 |
埼玉県文化財収蔵施設 |
平安時代。和光市花ノ木遺跡出土。焼失竪穴住居跡からの出土遺物。須恵器を主体とする多量の土器や火熨斗、倉庫の鍵等の道具類。
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埼文指第560号 |
午王山遺跡出土品 |
和光市諏訪 |
中部高地系、東京湾岸系、東海東部系など、多系統の土器が混生しており、弥生時代における人間集団の移動や交流を考える上で重要である。出土土器は、弥生時代後期の荒川下流域における土器型式の変遷を特徴的に示している。
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無形文化財
指定番号 |
名称 |
所在地 |
概要
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埼文指第413号 |
石山家芝居衣裳・用具及び芝居台本 |
県立歴史と民俗の博物館 |
新座市野火止で神楽師を務めた石山家が使用していた芝居用具。大小1組の回り舞台や多数の台本を含む。明治から昭和三十年代の地方における芸能文化を示す資料。
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史跡
指定番号 |
名称 |
所在地 |
概要
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野火止用水 |
新座市野火止ほか |
松平信綱が承応年間に開削、玉川上水から引水。
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埼文指第84号 |
松平伊豆守信綱夫妻の墓 |
新座市野火止(平林寺) |
2基。五輪塔。本小松石、高さ2m。徳川幕府老中・川越城主・忍城主等をつとめ、武蔵野新田開発に尽くす。
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埼文指第479号 |
柊塚古墳 |
朝霞市岡ほか |
1基。荒川下流域の数少ない前方後円墳。墳丘長約 66m、2基の埋葬施設があり、埴輪や土器が出土。6世紀前葉築造。
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名勝
指定番号 |
名称 |
所在地 |
概要
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平林寺林泉境内 |
新座市野火止 |
川越藩主大河内松平家の菩提寺。県内の代表的な名園。造園年代は不詳。かつて野火止用水から引水していた。
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重要遺跡
指定番号 |
名称 |
所在地 |
概要
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市場坂遺跡遺物包含地 |
新座市新塚ほか |
旧石器を包蔵する黒目川右岸遺跡群の1つ。ナイフ形石器、礫群が出土。
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嵯峨山遺跡集落跡 |
新座市堀ノ内ほか |
武蔵野台地上にある縄文時代中期の典型的な集落跡。
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岡の城山城館跡 |
朝霞市岡ほか |
戦国時代の築造。平山城。土塁・空堀がよく現存。
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