和名類聚抄
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和名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)は平安時代中期に作られた辞書である。略称は和名抄(わみょうしょう)。承平年間(931年~938年)、勤子内親王が源順(みなもとのしたごう)に編纂させた。
延喜式に続いて「新座郡」の表記が見える。また、新座郡の中に志木郷と余戸があるという記載は本書が初出となる。
和名類聚抄 巻五
国郡部第十二 東海郡第六十一
武蔵国
国府在多磨郡行程上二十九日下十五日
管二十一
田三万五千五百七十四町七段九十六歩正公各四十万束本稲百一万三千七百五十束五把雑稲三十一万三千七百五十束五把
- 久良[久良岐](くらき)
- 都筑[豆々岐](つつき)
- 多磨[太婆国府](たば 国府)
- 橘樹[太知波奈](たちはな)
- 荏原[江波良](えはら)
- 豊島[止志末](としま)
- 足立[阿太知](あたち)
- 新座[爾比久良](にひくら)
- 入間[伊留末](いるま)
- 高麗[古末](こま)
- 比企[比岐](ひき)
- 横見[与古美今称吉見](よこみ、今は吉見と称する)
- 埼玉[佐伊太末](さいたま)
- 大里[於保佐止](おほさと)
- 男衾[乎夫須万](をふすま)
- 幡羅[原](はら)
- 榛沢[波牟佐波](はむさは)
- 那珂
- 児玉[古太万](こたま)
- 賀美[上](かみ)
- 秩父[知々夫](ちちふ)
和名類聚抄 巻六
国郡部第十二 武蔵国第八十三
- 多磨郡
- 都筑郡
- 余戸
- 店屋
- 駅家
- 立野[多知乃](たちの)
- 針圻[罰佐久](ばさく)
- 高幡[多加波多](たかはた)
- 幡屋[波多乃也](はたのや)
- 久良郡
- 鮎浦[布久良](ふくら)
- 大井[於保井](おほゐ)
- 服田[波止太](はとた)
- 星川[保之加波](ほしかは)
- 郡家
- 諸岡[毛呂乎加](もろおか)
- 洲名[須奈](すな)
- 良椅[与之波之](よしはし)
- 橘樹郡
- 高田[多加太](たかた)
- 橘樹[多知波奈](たちはな)
- 御宅[美也介](みやけ)
- 県守[安加多毛利](あかたもり)
- 駅家
- 荏原郡
- 蒲田[加万太](かまた)
- 田本[多毛止](たもと)
- 満田[上音下訓](マンた)
- 荏原[江波良](えはら)
- 覚志[加々之](かかし)
- 御田
- 木田[木多](きた)
- 桜田[佐久良太](さくらた)
- 駅家
- 豊島郡
- 日頭[比乃度](ひのと)
- 占方[宇良加太](うらかた)
- 荒墓[安良波加](あらはか)
- 湯島[由之万](ゆしま)
- 広岡
- 余戸
- 駅家
- 足立郡
- 堀津
- 殖田[宇恵太](うゑた)
- 稲直[伊奈保](いなほ)
- 郡家
- 大里
- 余戸
- 発度
- 新座郡
- 入間郡
- 麻羽[安佐波](あさは)
- 大家[於保也介](おほやけ)
- 郡家
- 高階[太加之奈](たかしな)
- 安刀
- 山田[也万多](やまた)
- 広瀬[比呂世](ひろせ)
- 余戸
- 高麗郡
- 高麗[古万](こま)
- 上総[加無豆布佐](かむつふさ)
- 比企郡
- 郡家
- 渭後[沼乃之利](ぬまのしり)
- 都家[都介](つけ)
- 醎瀬[加良世](からせ)
- 横見郡
- 高生[多介布](たけふ)
- 御坂[美佐加](みさか)
- 余戸
- 埼玉郡
- 大田[於保太](おほた)
- 笠原[加佐波良](かさはら)
- 草原[加也波良](かやはら)
- 埼玉[佐以多万](さいたま)
- 余戸
- 大里郡
- 郡家
- 楊井[也木井](やきゐ)
- 市田[以知多](いちた)
- 余戸
- 男衾郡
- 榎津[衣奈都](いなつ)
- 𤡕倉
- 郡家
- 多笛
- 川原
- 幡々
- 大山
- 中村
- 幡羅郡
- 上秦
- 下秦
- 広沢
- 荏原
- 幡羅
- 那珂
- 霜見[之毛美](しもみ)
- 余戸
- 榛沢郡
- 新居
- 榛沢
- 瞻形
- 藤田
- 余戸
- 加美郡
- 新田
- 小島
- 曽能
- 中村
- 児玉郡
- 振太
- 岡太
- 黄田
- 太井
- 那珂郡
- 那珂
- 中沢
- 水保
- 弘紀
- 秩父郡
- 巨香
- 上断
- 美吉
- 丹田
- 中村
- 余戸